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| 北アメリカのベニザケの回遊ルート |
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| 北アメリカのカラフトマスの回遊ルート |
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| アトランティックサーモンの回遊ルート |
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上記の回遊ルートは、「ザ・サーモン」A・ネットボーイ著、同文書院、1978年発行から、ベニザケ、カラフトマス、アトランティックサーモンの回遊パターンを改図したものです。 |
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| よく知られているように、サケは、降海後に外洋を回遊し、十分成熟した数年後に母川に回帰します。しかし、その回遊ルートは、意外にも、謎のベールに包まれたままの部分が少なくありませんでした。 |
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| 例えば、日本系シロサケ(※1)に関しては、20世紀後半以降、標識放流(※2)などの手法により、その海洋分布が精力的に調査されてきました。しかし、標識放流法には、放流地点が限られていることや、再捕獲される魚はほとんど母川回帰した成魚で、幼魚や未成魚に関する情報が得られないなどの制約があります。日本系シロサケの全生活史にわたる回遊ルートを標識放流法で明らかにすることは困難だったのです。 |
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| 近年、急速に進歩した遺伝的系群識別法は、この問題を解決する突破口をもたらしました。遺伝的系群識別法とは、遺伝子パターンが地域集団ごとに異なる点を利用して、捕獲した魚がどの地域集団に属しているかを推定する手法で、幼魚や未成魚など、これまで情報が得にくかった生活期のサケにも適用することができます。 |
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| 遺伝的系群識別法が、日本系シロサケの回遊ルートの解明に適用され始めたのは1990年代です。まだ歴史が浅いため、幼魚の回遊ルートなど不明な点が少なくないものの、その全貌は近年急速に明らかにされつつあります。これ以降、これまでの研究成果を踏まえ、日本系シロサケの回遊ルートについて紹介していきます。 |
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