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| 浮上後のサケは、いつか海へと降りて行きますが、その時期は、おおまかに2つに大別できます。1つは、浮上後直ちに降海して海水生活に移行するもの、もう1つは、1~2年淡水生活を送った後に降海するもので、例えばシロサケとカラフトマスは前者のタイプで、サクラマスとベニザケは後者のタイプです。ただ、どちらのタイプも、降海のタイミングに合わせて体にあった斑点(パーマーク)が消失し、体色が銀色に変化します。これをスモルト化(あるいは銀化(ぎんか))と言い、この時期のサケをスモルトと呼びます。つまり、スモルトとは、パーマークが消え、海に下るサケを言います。 |
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| サケの海洋生活期間は、短いもので1~2年(サクラマス、カラフトマス)、長いものでは2~8年(シロサケ、マスノスケ)にも及び、種類によって大幅に異なりますが、海洋を探索しながら動物プランクトンや小型魚類、イカ類などを捕食し、著しく成長する点では共通しています。 |
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外洋で十分に成熟したサケは、産卵のため、母なる川を目指して「最後」の旅に出ます(母川回帰)。サケは、一度でも放精/放卵すると、「自分の役割は終わった」とでも言うように、息絶えてしまうのが一般的です(※3)。
淡水、海水、淡水と、一生の間に何度も生活の場を変えるサケ。一体どれだけのエネルギーが秘められているのでしょうか? そのダイナミックな一生は、母川回帰、一回繁殖というロマンチックなトピックとともに、私たちを魅了してやみません。 |
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| 注 |
| (※1) |
産卵時期はおおむね秋が多いようです。しかし、実際には、サケの種類、回帰する母川などによって大きく異なり、例えばニジマスの中には春に産卵するものもいます。 |
| (※2) |
受精から孵化するまでの期間はサケの種類だけでなく、水温によっても変化します。 |
| (※3) |
これを一回繁殖と呼びます。一回繁殖はサケ属の仲間に限られ、サケ属であっても、ニジマスのように複数回の産卵が可能なものもいます。 |
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参考文献
[1]帰山 雅秀、最新のサケ学、成山堂書店、2002年
[2]井田 齊、奥山 文弥、サケ・マス魚類のわかる本、山と渓谷社、2002年 |
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